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ガンを克服するのは免疫力だ
日本人のおよそ3人に1人はガンで亡くなっている
日本の死亡率の推移を死因別に見ると、戦後急速にガン・心臓病・脳血管疾患などが上位を占めるようになりました。
特にガンは総死亡率の30.7%を占め、およそ3人に1人はガンにより死亡しています。
ガン=死ではない。もっとガンの正体を知ろう
国立ガンセンター中央病院の治療成績では、1990年代に入ると、ガンの治療を受けてからの5年生存率が男性55%、女性65%になりました。ガン患者の半数以上が助かる時代となったのも、早期の診断、治療法が進歩してきたからだといえます。
しかし、今なお、ガンと宣告されたら死んでしまう、と思っている人が多いようです。私たちはもっとガンについて正しい知識を身につけ、ガンとどう向き合っていくかを学ぶ必要があります。
医学の発達により、ガンの正体も解明されてきました。ガンとは「体内の1つの細胞が、その細胞の中の遺伝子に傷が入って分裂、増殖が以上に起こり、大きくなった細胞(腫瘍)のかたまり」のこと。早期ガン・進行ガン・末期ガンなどはほとんどガンの大きさによる違いです。
成人で1日約40個のガン細胞が生まれているといわれています。しかし、誰もがガンになっていません。なぜなら、私たちの身体には防衛機能が備わっており、ほとんどの場合が、細胞内の修復と免疫細胞の働きによりガン化するのを防いでくれているのです。
そして、ガンの完治が難しいとされる理由として
1・自覚症状が現れたときにはガンがかなり大きくなっている
2・ガンが大きくなるにつれ転移してしまう
この2つがあげられます。