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認知症予防の知恵
利き腕と違う手を使おう
蛇口を反対に回そうとしてしまうなど、脳の老化から左右の認識が低下したりします。認識障害は脳梗塞や認知症の前兆です。今日は右、と決めてなんでも右手や右足を使うことを意識してみることです。
また、ときには利き腕と違う手で受話器をとったり、体を洗ったりしましょう。
早寝早起きをしましょう
睡眠中、脳の記憶装置が記憶の引き出しの整理をします。就寝・起床時間を決めて、質の良い睡眠をたっぷりとることがポイントです。
1日のリズムを整えるためにも、早寝早起きの習慣をつけましょう。
また、朝起きたらカーテンや窓を開け、光と外気を浴びることも脳に刺激を与えてくれます。
よく噛んで食べよう
歯のない人の方が認知症の症状が重くなるという傾向があるそうです。歯からの刺激は直接、脳に伝わると考えられます。
地図を見ながら散歩しよう
外を歩くことは脳にも刺激を与えます。それも漠然と歩くのではなく、地図を片手に地域の概念を頭に入れながら街を探検するとよいでしょう。
暗算しながら買い物をしよう
ボケてくると計算力が衰えます。たとえば、「千円まで」と目標を立てて買い物をしてみると、しぜんに暗算をするようになります。
料理番組のメモを取ろう
テレビの料理番組のレシピを書き取ると、目と耳の神経を集中させる訓練になります。また、瞬時に手を動かして記録する行動も効果的です。
新聞記事を書き写そう
若年性健忘症の患者さんにも行われている治療の一つです。文章を読み、手で文字を書いていく作業は効果的な脳トレーニングです。
お客さんを招待しよう
来客があることで部屋を掃除したり、食事を用意したり、身だしなみを整えたりしますので、程よい緊張感で脳を刺激してくれます。また、会話をすることも大切です。言語認識を高めることも脳を活性化してくれます。