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始まりのサインを見逃さないで
認知症・アルツハイマー病にならないことが1番良いのは分かっていますが、認知症は年齢を重ねると程度の差こそあれ、誰でもかかってしまう病気です。
そのとき家族はどうすればよいでしょうか。
まずは認知症についてよく知り、自分に合った介護方法を探さなければなりません。
一番最初に、そして一番大事なのは「早期発見」です。
初期症状としてどのようなものがあるのか理解しておきましょう。
認知症になると次のような症状が表れてきます。これらの症状が出始めると周辺の人も気づくし、本人も気づく場合があります。
<中核症状>
誰にでも起こる症状です。記憶や思考能力、判断力が低下します。また、空間や時間の流れが把握できなくなります。
<周辺症状>
病気の進行に合わせて出てくる症状で、幻覚や妄想・徘徊・意欲低下などが起こりますが、人によって起こらない場合もあります。
しかし、こういう症状が出る前にちょっとした変化が起きているのです。毎日生活を一緒にしているご家族なら気づくことも容易です。